平成２３年７月１６日、第３６回 京都新選組同好会池田屋事変記念パレードを実施した。今年は例年より梅雨明けも早く、酷暑日が続いている。昨年はパレード中も雨が降る天気だったが、今年は全くその心配がなく、強い日差しが隊士の後頭部から背中を照らし続けている。今回の出動は本来の数より2名多い総勢３５名。土曜日ということで渋滞を覚悟していたが、昨年渋滞のひどかった大宮から堀川にかけても今年はさほどでなく進めた。郭巨山では今年もビールとお茶の給水を受けた。月鉾を背景にKBS京都TVをはじめ他局のTVカメラも一斉に我々の姿を捉えていた。長刀鉾横の通過は、歩道は人で溢れ完全に止まっていたが、一気に車道を進む我々はスムーズに通過出来た。祇園石段下到着予定の５時30分には十分余裕をもって到着した。石段到着と同時に、打ち合わせ通り整列した我々は、西陽が容赦なく照らし、朱色と白壁、瓦の銀ネズのコントラストが鮮やかな楼門を背景に、歩道に溢れんばかりの一般の観光客に向かって抜刀し、高らかに勝ちどきの声をあげ、大きな拍手を受けた。八坂神社本殿へは、東日本大震災で被災された方々の鎮魂と、一日も早い復興、幕末の世に散った憂国の士の霊を慰め、京洛の平安を願い参拝した。
　今年も京都新聞と産經新聞が我々のパレードを記事にしてくれた。また、NHK京都テレビが前日夕方のニュースで我々のパレード予告を流してくれた。